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人との関わりにおいて、人間関係の問題は誰にでも起こりうるもの。
まさに、避けては通れない壁です。
僕自身は、介護に携わって15年以上になります。
部署を変え、場所を変えてきた中で、色とりどりな人間関係を経験してきました。
人には人の数だけタイプがあります。
性格も、価値観も、違います。
ではどのようなタイプの職員が存在するのか。
本記事では、実際に僕が出会った職員をタイプ別にご紹介していきます。
この記事は
「人間関係に疲れた!」
「上手く関われない」
「ストレスを感じている」
特に、このような状態に陥っている人に届けたい内容です。
以上のことを中心にお伝えします。
今後の人間関係攻略の糸口や、自分の価値観を見直すキッカケになれば幸いです。
あなたの周りで当てはまる人は何人いるのか。
ぜひ、そのあたりも確認しながら読み進めてみてください。
人間関係で生じる問題 ーChatGPTに聞いてみたー
人間関係における悩みには、主に以下のようなものがあります。
- 関わり方がわからない
- ストレスになっている
- 仕事に支障が出る
- スタッフ間のコミュニケーションがうまくいかない、職場の雰囲気が悪い
- 上司や同僚からのハラスメント
- 意見が通りにくく、自己主張がしづらい環境
- スタッフ同士の競争心が強く、協調性が欠けている
といった問題です。
ChatGPTにも、人間関係をどう思うか聞いてみました。
やすよりの質問「人間関係についてどう思いますか?」
ChatGPTの回答
「他の人とのつながりや交流、私たちの感情や経験を共有し、支え合い、成長することができます。
しかし、人間関係は時には複雑で難しいものでもあります。
対話や妥協、思いやりを持つことで、関係を修復することができると信じています。
つまり、人間関係は私たちの生活に関して重要で、喜びや支えを生み出すものです。」
(一部抜粋)
ChatGPTは「人間関係は非常に複雑であり関係を保つのは難しいが、関係は修復できるものであると信じている」といった粋な回答をしてくれましたね。
やすよりの質問「人間関係の問題や悩みはAIで解決できますか?」
ChatGPTの回答
「AIは人間関係の問題や悩みを解決するためのツールやサポートとして考えられることがありますが、完全に解決することは難しいです。人間関係は非常に複雑で個別的な要素が絡み合うため、人間の感情や経験によって異なる解決策が求められます。
AIは情報の提供や一般的なアドバイスをすることはできますが、人間関係の問題や悩みの解決には人間のサポートが必要です。」
(一部抜粋)
ChatGPTであっても「人間関係の問題や悩みを完全に解決することは難しい」と回答しました。最終的には「解決には人間のサポートが必要」だと断言してますね。
人間関係の問題は、不完全で異なる人間同士だからこそ、より複雑であり、ケースバイケースな工夫が必要。それゆえに、人にしかできないものなんよね。
人間関係は悪化すると、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
たとえば、以下のような流れです。
- 職場の雰囲気が悪くなるとチームワークが乱れる
- 仕事の成果が低下する
- メンタルヘルスにも悪影響を及ぼす。
このような悪循環が生まれます。
人間関係の問題は、相手次第、そして自分次第で変わります。
人間関係の問題を改善するには、一人ひとりに対して工夫した対処が求められるのです。
介護士が実際に会った職員を紹介
職員のタイプ
人には人の数だけタイプがあります。
では、一体どのようなタイプの職員が存在するのか。
僕が実際に出会ってきた人の中から厳選してご紹介していきます。
あなたの周りで当てはまるタイプの人はいるでしょうか。
あたかも自分はすごく動いています、いま大変なんです、と無駄に大きな声を出したり、動いたりしてアピールしてきます。つまりは楽がしたいのです。自己中心的な考え方で、いかに自分が得をするかを最優先に考えています。常に周りをみて、誰が頼みやすいかを見定めているのです。人を選んでいるため、目をつけられれば、たちまち狙われてしまいます。暇さえあれば他者に頼み事をしてくるため、注意が必要です。
とにかく見栄を張る人です。自分をよく見せたい欲が強いです。無駄に「自分できる人アピール」をします。しかし、残念なことに周りからはそんな風に思われていないのが現実です。それにはなかなか気づけないし、おまけに自分の立場よりも格下だと分かったら、やたらマウントをとります。
その日の気分、その日の出来事によって機嫌が左右される人。特に、考え方が合わない相手に対して不機嫌な態度をあらわにします。なにか気に触ることがあると、感情が表に出てきて相手を威嚇する習性をもちます。さらに周りにも影響が出るほど空気を悪くします。そのわりに、共感をしてほしい、気にもしてほしい、という側面もあるのでややこしいのです。
自分はそこまで悪いことはしていない、と捉えている人。注意をされても「そんなに言われることかなぁ」ぐらいの感覚で受けとっています。「すいません」とは言うものの、感情がこもっていません。本当に悪いと思っていないことが、しっかり態度に出ています。
話に熱が入ると、周りを圧倒するほどの気迫で話します。自分がすべて、意見する者はただちに排除する、と言わんばかりの圧力をかけてきます。そのため、へりくだる(控えめな態度、謙遜する)ことはないため、本心の意見が聞けます。本心で話をすることができます。
ここまで職員のタイプを紹介してきましたが、「あれ?これ自分が当てはまってないかい」と思ったタイプはなかったですか?もしくは自分も似たようなところがあるかも、と感じた部分もあったのでは?
僕はありました。「いや、自分も人のこと言えないじゃん」って思いました。
気づかないうちに、自分も同じタイプになってしまっていることはあります。なぜなら、そのタイプの人と同じ環境で関わらなければならないからです。「しかたのないことだ、それも自分だ」と思えるのであれば大丈夫です。そのままで問題ないでしょう。
ですが、「このままではマズい」「この状況を改善する方法はないのか」と捉える人は、これから語る2つの説を読み進めてみてください。
人間関係における2つのコツ
そもそも集団というものは、相互依存的な葛藤が生まれる状態です。
要は、個人の利益と組織全体の利益は、同時に実現することはできない状態だという説です。
これを社会的ジレンマといいます。
人の中には、「組織の恩恵だけを受けてコストを負担しない人」がいます。
たとえば、職場ではあまり仕事をしていないのに給料をもらっているAさんがいるとします。仕事を怠ると、どこかでそのしわ寄せを受ける人がいます。
しかし、そうした人に余分に報酬がでるわけではありません。だからその人も得をしようとして、Aさんと一緒のことをしてしまうと、Aさんと同じ人が増えることになります。
その結果、全体の生産性は下がり、会社の業績は悪化してしまいます。そうなれば、Aさんたちのような人は職を失いかねません。
このように、短い目でみれば自分だけの利益は得なようでも、長い目で見れば、そうではないこともあるのです。
「はたして、自分さえ良ければ本当に得をするのか」
この説は、それを問うものやね。
では、このような状態で自分はどうあるべきなのか、どのような言動を心得るべきなのか。
関わり方「アサーション」
まず関わり方のひとつとして、他者に何かを伝える際におこなう自己表現のあり方があります。
それは、相手の意見や立場、気持ちや権利を尊重しつつ、自分もないがしろにしない関わり方です。
これを「アサーション」と呼びます。
たとえば家族や友人、もしくは職場の仲間との関係において、自分の意見を言わずに胸にしまい込んだり、反対に支配的になって命令してしまったりといった経験はあるはずです。
このような対人関係における関わり方は、大きく分けて2つに分類できます。
「非主張的」と「攻撃的」の2種類です。
「非主張的」タイプ
相手に主張ができずに言いなりになったり、服従的になったりします。
このタイプは、卑屈になったり、あとになって相手を恨んだり、距離を置くようになったりする傾向が目立ちます。
「攻撃的」タイプ
自分の言いたいことだけを言って満足したり、自分の意見を相手に押しつけて他者を否定したりする傾向が目立ちます。このタイプにとっては都合の良いことですが、スムーズな対人関係を築くには向いていないやり方です。結果的に互いが不快な気持ちになりやすいです。
この2つのタイプを合わせ持った最も理想とされるタイプが「アサーティブ」です。
やりとりの中でなにか食い違いが生じても、互いに率直な意見を述べ合うことで共通点を見つけ、両者ともに自己表現を抑えたりすることのない「爽やかなやりとり」が行えるとされています。
「非主張的」ではなく「攻撃的」でもない。
つまり、「相手を傷つけることなく自分を主張する」ということです。
そのためには、自分の考えを明確にしなければなりません。
たとえば、時間にルーズな人に対して「遅刻をするな!」と言うのは攻撃的になりますが、「もしあなたが時間に遅れたら、相手を怒らせてしまうのではないかと心配なので、遅刻しないように気をつけてほしい」と伝えてみるとどうですかね。自分の気持ちを伝えつつも、相手を尊重した表現の言い回しに変わります。
要するに
「自分の考えを明確にしよう」ということが、アサーションの関わり方を実践する上で欠かせないポイント。そしてそのためには、自分自身を理解することが必要なんよね。
ですが、自分を理解することはそう簡単にできることではありません。案外、他者の方がわかっていることだってあります。
そういった情報を得るために、手っ取り早くできる方法を知りたい人も多いのではないでしょうか。
そこでぜひオススメしたいのが「ジョハリの窓」です。
自己分析に役立てる方法「ジョハリの窓」
「ジョハリの窓」とは、自己分析に使用する心理学モデルのひとつです。
1955年にアメリカで提唱された考え方で、ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって発表されました。
ジョハリの窓は、自分自身が見た自己と、他者から見た自己の情報を分析することで、開放、秘密、盲点、未知の4つの領域に分類することができるフレームワークです。
ジョハリの窓は、自己を見つめ直すとともに、自己理解のズレを洗い出せます。また、自分と他者との認識の違いにも気づくことができる方法です。
それにより、他者とのコミュニケーションを円滑にするためのヒントを得られます。
自分や他者に対してどのように感じているかを明確にできるキッカケになるでしょう。
ジョハリの窓における分類には、以下の4つがあります。
解放の窓(オープン) | 自分自身が知っており、かつ他者にも知られている情報 |
秘密の窓(ブラインドスポット) | 自分自身は知っているが、他者には知られていない情報 |
盲点の窓(隠れ領域) | 自分自身は知らないが、他者には知られている情報 |
未知の窓(未開示領域) | 自分自身も他者も知らない情報 |
ジョハリの窓は、自己開示、自己理解を深め、コミュニケーションの円滑化を図るための手法として、広く用いられています。
ジョハリの窓を行う際には、紙やペンがあれば気軽に実施できるため、自己分析やチームビルディングなどに活用されています。自己や他者に対する認識を、自由なフォーマットで表現することができるのです。
「ジョハリの窓」手順
ジョハリの窓を使った自己分析の手順は以下の通りです。
- 複数人(4~8人程度)を集めて、用紙を用意する
自己分析であり他者分析でもあるため、複数人が必要。
自分の紙には名前を記入しておく。 - それぞれ自分に該当する項目を紙に書き出す
- それを他の人にも渡して、該当すると思われる項目を書き出す
- 全員分書き終えたら、自分について書かれている紙を集め、4つの窓に分類する
あくまでも診断テストであるため、結果を重く受けとらず、新しい自分を発見できるキッカケと捉えましょう。
「わかりやすいやり方はないの?」「もっと手軽にサクッとやりたい」
そういった人にはこちらのツールがオススメです。
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「ジョハリの窓」メリット
自己分析の結果をもとに、自分の強みや特性を客観的に理解することが大切です。
それぞれの特性を確認し、自分と他者の認識の違いを発見してみましょう。
ジョハリの窓は、自己PRにも使えるね
ぜひ一度ジョハリの窓を活用してみてください。
さらに深く自分を知るための方法があります。
▼興味のある人はこちらの記事でぜひ試してみてください▼
参考記事:【介護職の日常あるある】ニーズに応えるには?自分の中を理解しよう!「マズローの欲求」と「ホスピタリティ」を活用
自分のストレス度を知っておこう
ここまで、人間関係におけるタイプやコツをお伝えしてきましたが、
そもそも自分自身はどれだけのストレスを抱えているのかを知っておくべきです。
把握できていなければ、知らず知らずのうちに自分を壊しかねません。
そこで、ストレスをチェックできるツールの活用をオススメします。
ストレスの度合いを図るツールはたくさんありますが、その中でも実際に僕が使用してみてよかったツールをご紹介します。
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人間関係に向き合えなくなったら環境を変える
「カイゴジョブ」を活用しよう
どれだけ自分や他者の理解を深めようとしても、今いる職場に強いストレスを感じてしまっている状態なのであれば、それは環境を変えるタイミングなのかもしれません。
向き合えない自分を責めるのではなく、距離を置く選択肢を取り入れることで、異なる自分、異なる他者、異なる問題を知ることができます。これは「自分の考え方、捉え方をアップデートする機会を作り出す」という説です。次の段階に向けた行動の1つと言えるでしょう。
けれども、いざ行動するとなると、あれこれ考えてしまいます。
結局なにをすれば良いかわからず、ズルズル続けてしまっている人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、介護求人サービスの活用によって行動に移すことができます。
とはいっても、介護求人サービスは豊富です。
そのため、どのサービスを選んで良いかわからない人もいるかと思います。
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人間関係における自分とは
人の価値観は、人によって違うもの。
誰しも未熟なところがあり、時には変化することだってある。
そんな複雑な人の人間関係においては、自分が他者をどう捉えるか、どう向き合うかを問われます。
だからと言って人にドンドン合わせていこう、と言いたいわけではありません。
「他者を認めるのと同じくらい、自分のことも認めてあげよう」
そうやって理解を深めることで良い人間関係の構築につながっていくでしょう。
だけれど、どうしても上手くコントロールできないこと、あります。相手によっては、抵抗があり過ぎるときだってあります。僕も長い期間、人に腹が立ち、自分に嫌気がさして空回りしていました。
無理なものは無理。
そんなときは、環境を変えたっていいんです。
同じ場所で、同じ悩みを抱えなくてもいいんです。
自分自身にこそ、とことん向き合ってやりましょうよ。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
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以上、やすよりでした