自分でやる検査キットを実施【抗原検査キット】

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康より
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どうも、康よりですっ!

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前代未聞のウイルスによって、自分自身で検査を実施することが求められる時代です。


僕自身、抗原検査を自宅で実施する機会がありました。


なので今回は、【抗原検査キット】をテーマにお伝えしようと思います。

🔲この記事では🔲
  • 抗原検査には種類がある
  • 検査の仕組み
  • 「体外診断用医薬品」


以上を軸にお伝えいたします。

使用した抗原検査キットを勧めるものではなく、あくまで実際に体験し、その上で情報収集したことをお伝えする記事になります。

「抗原検査」と「PCR検査」の違いってなに?


ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法として、「抗原検査」と「PCR検査」があります。



「抗原検査」には「抗原定性検査」「抗原定量検査」2種類あります。
自宅でおこなう抗原検査キットは「抗原定性検査」になります。



それぞれ「検査方法」や「特徴」が異なります。精度においても差が生じます。

【抗原定性検査】【抗原定量検査】
検査方法鼻や喉の粘膜をぬぐって採取する方法鼻や喉の粘膜をぬぐって採取する方法
または、
唾液を採取する方法
特徴・ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)が有るか無いかを検出する
・短時間で結果が出る
・特別な検査機器を使うことはない
・ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)の量を検出する
・検査機関の搬送が必要
精度定量検査より精度は劣るPCR検査より精度は劣る


ちなみに…

インフルエンザの検査では、迅速な診断をおこなうために「抗原定性検査」がおこなわれています。




「PCR検査」と「抗体検査」の検査方法や特徴は以下になります。

【PCR検査】
検査方法鼻や喉の粘膜をぬぐって採取する方法
または、
唾液を採取する方法
特徴ウイルスの遺伝子配列が有るか無いかを検出する
・確定診断に用いられる信頼性の高い検査
・専用の装置を用いて検査
・結果が出るまでに時間がかかる

【抗体検査】
検査方法血液を採取する方法
特徴ウイルスに対する抗体が有るか無いかを検出する
・疫学調査に使用する

自宅での抗原検査は、PCR検査や抗原定量検査の精度には劣るものの、ウイルス量が多い場合には
高い確率で検出できるとされています。



▼さらに理解を深めたい方には、こちらの動画がとても参考になるのでおすすめです▼

参考動画


【株式会社ドクタートラスト 公式チャンネル】より



抗原検査とPCR検査、抗体検査のそれぞれの違いについて【5分でわかりやすく解説】されています。



今回の使用した抗原検査キット


実際に自分が使用した抗原検査キットをもとに解説していきます。

今回使用した抗原検査キットは【GLINE-2019-nCoV Ag キット】になります。

👇実際の写真がこちらになります👇


👇使用する物品はこちらです👇


あらかじめ準備しておくこと
  • 時間を計るため、タイマーを準備する
  • 抽出液と反応カセットを包装容器から取り出しておく



検査方法(GLINE-2019-nCoV Ag キットの場合)


次は検査方法についてお伝えします。



検査方法には、「スワブを使って鼻や喉の粘膜を採取する方法」「唾液を採取する方法」があります。
正確に検査するには「スワブタイプを使って粘膜採取する方法」が良いと言われています。

採取した粘膜や唾液専用の液と混ぜ合わせ検査プレートに滴下することで検査結果がわかる仕組みです。

採取方法 実際の流れ


  • キット付属のスワブを準備します
  • 鼻孔の方向で鼻腔に沿って約2㎝程度スワブを挿入し、ゆっくり5回ほど回転させます
  • その後、ゆっくり引き抜いたらそのまま反対の鼻腔も同様におこないます
  • 反対の鼻腔も採取できたら、そのスワブを専用の抽出液に浸します
  • 検体や抽出液が飛び散らないように注意しながらスワブを最低15秒間上下に動かし、かき混ぜます
  • スワブを取り出すときは、抽出液のチューブ側面に沿わせながら引き抜きます(スワブについている液体を取り出すようなイメージで)
  • 取り出したスワブは「廃棄用袋」に入れます
  • 反応カセットの滴下部にかき混ぜた抽出液を3滴いれます。
  • 室温20~30℃、水平な場所で15分間おいておきます

    ※20分以上経過したあとの判定は正確な測定結果が得られない可能性があります。

    ※『GLINE-2019-nCoV Ag キット』取扱書より一部抜粋


使用する抗原検査キットの種類によって、検査方法は変わりますので注意が必要です。




反応カセットの滴下部にかき混ぜた抽出液を3滴いれます。
そうすると赤のラインが徐々に上へ動いていきます。


最終的に「C」の部分に赤のラインが表示され、「T」の部分には一切ラインが現れない状態であれば、問題なく検査終了となります。


康より
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抗原検査キットの種類によっては5分で測定できるものもあるんだって。



▼「GLINE-2019-nCoV Ag」の医薬品に関する使用方法についての説明動画はこちら▼

参考動画

【YHLO Biotech】のYouTubeチャンネルより


検査結果


15分後、測定結果が得られます。「測定結果の判定法」により判定します。

【測定結果の判定法】
  1. 判定部の「ラインC」と「ラインT」の両方に紫がかった赤色のラインが出たら
    『陽性』の判定となります
  2. 判定部の「ラインC」にのみ、紫がかった赤色のラインが出たままであれば
    『陰性』の判定となります
  3. 判定部の「ラインC」に紫がかった赤色のラインがまったく出ない場合は
    『無効』です。正しく測定できなかったことになります

判定法を表した図


康より
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自分のペースでできるから僕は使いやすかったです。
痛みもそこまで気にならなかった。
クシャミが3~4回出たぐらいです。



注意点


  • 正しい検査方法で実施しなければ結果に正確性はありません
  • 検査する期間やタイミングによって検査の正確性は変わります
    検査のタイミングの例として…
    ・仕事場でスタッフが体調不良、違和感を訴えているとき
    ・濃厚接触者の疑いに該当するとき
    ・公共施設や外食など、人が集まる場所への移動をしたとき


体外診断用医薬品ってなに?


抗原検査キットには、「研究用」と称されるものが市販されていることがあります。
しかしそれは、国の承認が得られていない製品になるんです。

康より
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「検査性能は保証されていないため、診断に用いることはできない」
とされているんだって。


厚生労働省および消費者庁からは、「体外診断用医薬品」を選ぶよう注意喚起されています。


「体外診断用医薬品」に分類される検査キットは、国が臨床的有効性を認めた検査キットになります。一般的には医療機関等での使用を想定されているものになりますが、新型コロナの社会問題化により特例として、薬局で購入することができるようになっています。

厚生労働省のホームページに、取り扱っている「薬局のリスト」が掲載されているので
詳しくはそちらを参考にしてみてください。

【医療用抗原検査キットの取扱薬局リスト】

■【厚生労働省】のホームページより


まとめの言葉


今回は抗原検査キットの使い方について解説しました。

🔲まとめるとこんな感じ🔲
  • 抗原検査には「抗原定性検査」と「抗原定量検査」の2種類ある
  • 自宅でおこなう抗原検査は「抗原定性検査」になる
  • 検査方法には「スワブを使って鼻や喉の粘膜を採取する方法」と「唾液を採取する方法」がある
  • 採取した粘膜や唾液を専用の液と混ぜ合わせ、検査プレートに滴下することで検査結果がわかる仕組みになっている
  • 使用する抗原検査キットの種類によって検査方法は変わる
  • 正しい検査方法で実施しなければ結果に正確性がない
  • 抗原検査キットは「体外診断用医薬品」を選ぶこと



事前の検査をどうするかは個人で判断していく時代になっています。

感染の可能性を手軽に検査できることは、少しでも早い感染対策の実行につながると思います。


ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
また何かのテーマでこのサイトを見かけたら、少しだけ立ち寄っていただけると幸いです。

以上!
康より


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